鶴ヶ島市議会全員協議会報告

2010年8月17日 火曜日

前回の全員協議会(7月14日)の確認、議会改革推進委員会を8月3日に開催。基本計画を議決事項とする条例、執行部に反問権を認める条例について協議しました。

今回の全員協議会では、その結果報告を受け確認、「基本計画の審査方法」について議会改革推進委員会に委ねました。

これらの案件について、3年半にわたり、議会改革(推進)委員会での協議、全員協議会での確認と、一歩一歩階段をのぼりながら全議員の合意を得て、結論を導いてきました。この過程こそが、まさに議会改革の姿であると思います。

確認事項

執行部に反問権を認める条例について

「反問」ということばは、その意味に明確な定義がないので、「反対」、「反論」などと受け取られかねない。他自治体議会では、一般的に「反問」が使われているが、鶴ヶ島市議会では、「質問」ということで進めたい。

本会議・常任委員会・特別委員会に出席した市長をはじめ執行機関・職員は、議員の質問・質疑に対して、その論点を整理するために、当該議員に対して質問をすることができるという趣旨を明確にするために、議会基本条例第6条を改正する。

基本計画を議決事項とする条例について

議会改革の一環として、議決事項の追加が、先進的な地方自治体議会で進んでいる現況を踏まえ、鶴ヶ島市議会においても、基本計画の策定、変更または廃止を議決事項に加えるために、議会基本条例に第8条を追加する。


坂戸地区衛生センター研修

2010年8月11日 水曜日
100811坂戸衛生センター 001
放流監視池

市議会から坂戸衛生組合議会に派遣されることになり、30日の衛生組合議会に先立ち、事業や施設について説明を受けました。

坂戸衛生センターは、坂戸市、鶴ヶ島市、毛呂山町、越生町、鳩山町住民のし尿と浄化槽汚泥の処理をしています。し尿処理は茶褐色で不快感を与えるので、オゾンの酸化力を利用して、脱色。さらに砂ろ過によって濁りをとって、透明度の高い処理水のして飯盛川に放流しています。pHは約7、CODは約5と基準値を大幅に下回る状況で、びっくりするほどのきれいさです。

全体予算は約4億円、その内鶴ヶ島市の負担金は、約1億円です。対象人口は約8万人、その内鶴ヶ島は約24,000人(34,7%)。下水道と比べて一人当たりの負担金はかなり低く、将来の下水道事業のあり方を考えさせられました。また、下水道の整備に伴い縮小していくという関係のなかで、将来的には下水道事業との合併も課題であるとのことです。


平成22年度坂戸、鶴ヶ島下水道組合議会研修視察報告

2010年7月22日 木曜日

7月22日(木)、23日(金)の2日間にわたり、山梨県甲府市浄化センターと静岡県沼津市戸田浄化センターを訪問、視察研修を行ないました。

甲府市浄化センター

甲府市浄化センターフロー図
甲府市浄化センター処理フロー図

山梨県甲府市浄化センターは、昭和55年に運転開始、現在に至っています。人口18万人を対象としたこの浄化センターは、日量約11万立方メートルの汚水を浄化、笛吹川に放流しています。すでに30年も過ぎて、毎年多額な修理費がかかっているとのこと。現在、耐震構造を調査しているとのことです。北坂戸水処理センターは、昭和48年供用開始から40年近く経過しており、老朽化が懸念されます。

甲府市浄化センターでは、昭和59年より汚泥をコンポスト化しています。処理能力は一日17.5トン。1年間で1,249トンの有機肥料を製造し、「甲州有機」と名づけて販売。1袋380円で販売している「甲州有機」を製造するための費用は1,000円とのこと。埋め立てても費用はかかるので△900円でも価値はあるが、市民の利用が少ないので止めていくことを検討しているとのことでした。理念と経費・活用との乖離を感じました。

沼津市戸田浄化センター

戸田は通常の人口は3500人ほどですが、夏の海水浴シーズンには3000人の観光人口があり、計画処理人口は6500人を想定しています。

戸田浄化センターは、日本で10番目に膜分離活性汚泥法を採用した施設です。膜分離活性汚泥法は、活性汚泥と処理水の固液分離を生物飯能タンクに浸漬した微細な孔径を有するろ過膜で行なう方法で、施設は小規模、高能力。

新しく開発された施設のため、建設費はかなり高く、10億円ほど。コンパクトで高性能なこの方法は、将来の水処理の主流になるのではないかと考えられます。

※膜分離活性汚泥法とは、1万分の1ミリメートルの微細な孔の開いたろ過膜を用いて処理をおこなう方法。通常の処理は最終沈殿池でゆっくり流して処理水と活性汚泥に重力分離しますが、膜分離活性汚泥法は分離を反応タンクの中に漬けたろ過膜でろ過。処理水の中に浮遊物や大腸菌がほとんど検出されず、透視度の高い処理水。窒素の除去率も高い。

戸田浄化センターフロー図 コンパクトな戸田浄化センター
戸田浄化センター膜分離活性汚泥法処理フロー図 コンパクトされた戸田浄化センター